koro
自分の作品ってどうなの?回答あり!
更新日:2020年7月8日
こんにちは、特に理由なく公休消化中のkoroです。今やネットで多くの方が動画作品の投稿を行える時代となりました。遥か遠い昔、車がまだガソリンで動いていた原始時代では動画の制作やネットでの公開なんて、一部の選ばれし尊き人間にのみ許された行為でした。しかし、時代は変わり水素で車を動かそうか(やっぱやめようか)という近代史においてはフリーソフトやスマホで制作~投稿まで行える時代ですよ。誰でも、それこそ頭の中がヲチンチンの事で一杯なおサルさん達でもね。

このゴルゴは関係ないよ!
で、まぁ何が言いたいかといいますと。誰でも作品をポンポンぽんぽん生み出すこの時代、やはり他と比べてと言いますか、"俺の作品、どうよ?"という疑問が濃くなって来ました。純粋に考えますと、出来栄えと言いますかクオリティと言いますか、何かそんなんが高い方が良いとは思うんですけれども、そんな直ぐには上がるモンでもないし、ワタクシの路線での話を致しますと、曲・映像・動画・編集、何処から力を入れて行けばいいのやら…と迷うことも多いナリよ。
そんな中、面白そうなサービスを発見いたしました。
あなたの動画をみんなで分析します ニコニコ動画が伸び悩んでいる方へ
あなたの曲を聴いて、プロが丁寧にアドバイスします 自作の曲に客観的なアドバイスが欲しいというあなたへ
あ、勘違いしないでね、今回この方々から裏金を頂いて宣伝しているわけではないアルよ。ホントホント!いえね、多分同じ悩みを抱えている動画投稿初心者の方って大勢居られるのではないかな?と思うのですよ。そこで、絶賛サンドバッグ、踏み台マシーンの異名を持つワタクシとしてはどうぞ踏み越えて希望ある未来へ皆さん飛び立って行って欲しいので、人柱致しますわよ。ここで頂いたアドバイスを公開しますので、それを読んでこのサービスを受けるもよし、koroのクソ動画と此方のレビューを見比べて"この程度の作品だと、こう思われるのね?"と参考にするもよし。お好きにご活用くださいますと幸いです。

あなたの動画をみんなで分析します ニコニコ動画が伸び悩んでいる方へ
はじめまして、突然の購入で申し訳ございません。 自作音楽の配信をしているkoroと申します。 動画・楽曲制作の方針や指針に誰かからのご意見を一度拝聴したくお願いしたく思います。 何卒、宜しくお願い致します。
回答:
先程5名の登録と感想が届きましたのでまとめて御報告させて頂きます。 まず全体的な総評ですが「クオリティの高さ」を述べておりました。 楽曲の完成度、ボーカロイドの調教、イラストとのマッチングなどどれを取っても申し分のない作品です。
では感想をまとめさせて頂きます。
・動画編集だけでも大変なのに、MMD、オリジナル楽曲、イラストとチームでやられているのでしょうが素晴らしく見事です、聴けば聴くほど新たな発見のある動画でした。 ・いろんなミクオリジナルを聴いてきたけど、忖度無しに巧いと思った。 ・少し調べさせて頂きましたが、今はクオリティ関係なくSNSとの連動で初速を上げる方が多いのでツイッターやFacebookなどを使われるのもありですよ。 と言った内容でした。
以上が我々の見解となりますので御報告させて頂きます。
ちなみにですが、我々に依頼頂く方は実況や歌ってみたなど初めたばかりの方が多く、我々に依頼することでマイリストと再生数を増やし初速を高める方がほとんどですのでそういった点でもご活用頂ければ幸いです。
はじめまして、koroと申します。 学生時代(10年ほど前)にオリジナル曲のブラスバンドで活動をしていました。 就職に伴いバンド活動を終え、現在ではDTMを覚え、
音源のネット配信等での音楽活動をしております。 元々大学サークルは軽音楽部(ジャズ研)~個人活動インストブラスバンド出身なのですが、自分の根底には昔聴いていたヴィジュアル系音楽への憧憬があり、最近ではボーカロイド等も使用しインスト・歌モノ何でも手を広げています。
悩みというのは、制作した楽曲が本当に鳴かず飛ばずで、誰にも相手にされていない現状が辛く。どうにかして自分の音楽にテコ入れをしたいと思い、
恥を忍びご相談に上がりました。 PCやVSTi等の購入に楽器を手放し、音源を販売しても見向きもされず、宣伝しても、段々"これは迷惑行為なのではないか?誰もこんな曲聴きたくないのではないか?"
と不安になる始末です。 正直楽曲の販売で、楽器を買い直したり出来るとは考えていません。 ただ、もっと人に聴いて貰えて、お金というか人生を趣味に費やした手応えを得る努力にいい加減指針が欲しくなったというのが、心情です。 下記のアドレスの楽曲が、これなら聴いて貰えるかな?
と思い制作した楽曲(と動画)です。 人に聴いて貰える努力と自分の好きな音楽の要素を全部を混ぜ込んだつもりです。 (投稿している他曲は、何も考えずに好きな曲として作ったモノになります) 是非とも、何かアドバイスを頂けないでしょうか?
回答:
koro さんの作品『RE:mance』を聴かせていただきました。
koro さん、こんにちは。この度は、楽曲アドバイスをお受けくださって、まことにありがとうございます。koro さんの作品『RE:mance』を拝聴いたしました。初音ミクの歌唱による楽曲を楽しみながら聴かせていただきました。ありがとうございました。それでは、本楽曲に関する僕の客観的な感想を以下に書いてみたいと思います。
◆楽曲全体の印象について
混沌としていて、スピード感に溢れ、終末的な世界観を感じる楽曲ですね。koro さんの中にあるヴィジュアル系音楽への憧れの気持ちがとても良く表れていると思いました。この雰囲気を構成しているのはジャズ的なテンション系のハーモニーを用いているためだと思われますが、楽曲をもっとたくさんの人に聞いて欲しいと言うことでしたら、ハーモニーをもっとシンプルに、分かりやすくする必要があると感じました。一般大衆は「分かりやすいもの」が好きなのです。しかも現代はたくさんの情報に溢れていますので、短時間に(つまり、一回聞いただけで)その人の心を鷲掴みにしなければいけません。そのためにも「分かりやすさ」というのは必要であり、koro さんのこの楽曲に関しては、その部分が少し薄いと感じました。シンプルで分かりやすくすると、それが「強さ」になります。強烈な印象となって、リスナーの心に届くと思います。
◆メロディーについて
メロディーに関しては、サビの印象がもう少し欲しいところです。楽曲全体を通して一定の雰囲気が続いており、それがダークな心地良さ・安心感を生み出している要因でもあるのですが、もう少しメリハリが欲しいと思いました。楽曲は不思議なことに、どんなに良いメロディーやハーモニーがあっても、メリハリ(力が入る部分と、力が抜ける部分の差)がしっかりデザインされていなければ、感動が薄れてしまうものです。それは、映画を観ると一目瞭然ですね。ハッピーエンドの前には大きな苦境や悲しみのシーンが必ずありますよね。それは、ハッピーエンドという「山場」をより引き立たせるために、その逆である「谷場」を作って、作品全体に凹凸をデザインするからです。音楽でもこれと同じことが言えるでしょう。メロディーの山場(サビ)をもっと熱いものにしてみてはどうかと思います。
◆メリハリの付け方について
ギターの間奏部分がありますが、その部分がとても良いと思いました。ギターのフレーズが始まった瞬間に心がフっと持っていかれました。それは、それまでの雰囲気とガラっと変わったためだと思います。このあたりのサウンドデザインはとても良いのではないでしょうか。一般的に、サビ前のB メロやブレイク、間奏後のいわゆる「D」や「落ちサビ」と呼ばれる部分ですが、ハッとするような印象を与えるくらい、これまでの流れとは違うものにしたほうが効果的です。明と暗、陰と陽、山と谷、静と動など、表現の起伏を激しく設計してみましょう。koro さんのこの楽曲の場合、全体に渡って音がまんべんなく入っている印象がありますので、音を間引く、「引き算」によるデザインを考えてみると良いでしょう。編曲においては「足し算」をする時にはイマジネーションのままにどんどん突き進めますが、
「引き算」をする時には勇気が要るものです。しかし、思い切って音を省いていくことで空間が生まれ、その空間が音楽を豊かにしてくれます。ぜひお試しください。
◆ ミックスについて
全体を通して、バックトラックのすべての楽器がこもっているような印象を受けました。良いアレンジ・良いミックスをするとすべての楽器が存在感を発揮します。ピアノとドラムをもう少し心地良く聴きたいと思いました。ドラムの高音域成分(シンバル系や、スネアのアタック音)などがもう少しだけ聞こえるともっと気持ち良く聞けるかもしれません。そのような時には、「EQ で高音域成分を上げる」という方法ではなく、「EQ で中音域成分のモゴモゴする部分をカットした上で、トラック全体の音量を上げる」という方法を取ると、不思議とスッキリすると思います。ぜひお試しください。ミックスやマスタリングは面倒で地味な作業ですが、現代の音楽制作では必須ですし、ソフトがあれば誰でもトライできますので、ぜひがんばってみてください。
◆ お悩みについて
koro さんが悩んでいらっしゃることは、音楽家全員の悩みと共通します。音楽を作ったら、たくさんの人に聞いてほしいですよね。僕もそうです。昔は作る人は音楽を作っているだけで良く、他の人(レコード会社など)が宣伝してくれていました。しかし今は自分自身で宣伝をする時代です。つまり作曲家は、「作る」という仕事と「広める」という仕事の2 つをしなければならないのです。このYouTube 動画を制作したのもkoro さんですよね。とても素晴らしいと思います。これは大部分の作曲家たちが持っていないスキルですので、これも同時に研鑽されることをお勧めします。なぜなら今後ますます、楽曲を作っYouTube で発表していくという流れが大きくなってくると予想されるからです。今は再生回数も少なく、まるで自分自身のクリックしかないような回数であっても、1 年後、3年後、5年後、10年後に一気に再生回数が跳ね上がることがあります。それはたとえばkoro さんがアップした音楽や動画を好きになってくれた人が、むかしの動画も遡って鑑賞しようとするからです。
ですから、今アップしている行為自体、決して無意味なことではありません。未来への「貯金」だと思って、創作とYouTube へのアップを続けていくと良いと思います。また、koro さんはご自身の音楽についてブランディングをしてみると良いと思います。つまり、「誰のための音楽なのか」を徹底的に絞るのです。男性か女性か、年齢はどのくらいか、どこに住んでいるか、どんな暮らしをしているか、どんな悩みを持っているか、趣味、好きなこと、好きな本、好きな映画は何かなどを究極まで絞って、一人の仮想のファンを作り上げ、その人に喜んでもらえるような音楽「だけ」を作るのです。お悩みの文章の中に「最近ではボーカロイド等も使用しインスト・歌モノ何でも手を広げています。」とあったのが気になりました。これは多くのファンを獲得する行為ではなく、逆に、ファンが付かない行動です。「みんなの友達は、誰の友達でもない」という言葉がありますが、音楽でこれをやってはいけません。たった一人の人のために作る気持ちで創作することをお勧めします。
以上になりますが、いかがでしたでしょうか。音楽は磨けば磨くほど良くなるものです。これからも様々な要素を磨いていくことによって、さらに素敵な楽曲になると思います。どうぞがんばってください。この度は、ありがとうございました。